Englandあちこち   ロンドンとその周辺
旅の最後はロンドンです。といっても毎日周辺に出かけ、市内は行き帰りにちょっと見ただけです。ウインブルドンのテニスが始まったので錦織選手を応援しようと出向きましたが、チケット売り場の長い行列を見て入場を諦めました。
<バッキンガム宮殿>      4号
グリーン・パークを横切り宮殿前に出た。旗が揚がっている時はご在宮のしるしと聞いていたが、勿論おめもじは適わなかった。その後、ウェストミンスターカテドラル(寺院ではない方)のミサに参加した。英国のカトリックも健在で、聖歌隊の歌声に大感激。
<マーロウのテムズ河>      2号
湖水地方からロンドンに向かう途中マーロウに立ち寄った。釣魚大全に因む有名かつ超高級なホテルの庭に入り込み、ティーとしゃれる。この辺りのテムズはどちらかというと運河の趣きである。
                               <カンタベリー大聖堂遠望>      2号
チョーサーのカンタベリー物語の一行よろしくウエストゲートから入る。英国国教会の首座にふさわしく荘厳、壮麗な大聖堂に圧倒される。聖トーマス・ベケットの殉教場所や、創建当時の姿を残す地下聖堂など興味が尽きない。あまり巨大過ぎて描きようがなく、ウエスト駅近くの城壁から塔だけスケッチした。
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                                     <ウィンザー城>    2号
ウィンザー城にも女王ご滞在を示す旗が掲揚されていた。不運なことに、ここでもお会い出来なかった。この城は想像以上にでかい。ここに来る前にイートンを歩いたが、そこから見る城の姿は、征服王以来王宮として使われてきただけあって正に威風堂々たる威容である。
                <ウィンザーのテムズ河>    2号
幾つかの場所でテムズ河を見てきたが、この辺りの風景が一番大河の風格を示している。ウィンザーとイートンは、テムズを渡る橋で繋がっていて、イートン校の生徒が行き交う。その制服は、なんと燕尾服である。長身痩躯の若者がこれを着て颯爽と歩く姿は、まぶしい。
           ★ <セント・ポール寺院とテムズ河>    4号
セント・ポール寺院前からミレニアム・ブリッジという歩道橋が架かっている。そのねじくれた様な橋を渡るとテート・モダン美術館がある。近年の名所の一つで大勢の人が集まる。この絵は午後7時ころの風景。ロンドンの街は建設ラッシュといった風で、当分景気がよさそうである。
               <タワーブリッジ>    2号
ロンドンの夜景を見ようと、リバーサイドで食事を摂りながら粘ったが一向に暗くならない。ようやく10時近くになってこの程度。夜景を見るのも楽じゃない。
           <ザ・ナショナル・ギャラリー>    2号
この広壮なギャラリーに古今の名画が実に無造作に展示されている。しかも入館料無料である。なんだか有り難味が薄れるように感じるのは貧乏人の性か。見終わってから記念に正面をスケッチしたが、名画を見すぎたせいか気合の入らないこと夥しい。
              <ロンドンの宿にて>    4号
ロンドンでは市内北方の郊外に宿をとって4泊した。ちょっと古いが手入れの行き届いた清潔なゲストハウスでイングリッシュ・ブレックファストも言うことなし。場所はちょとした高台になっていて、散歩道の木の間から市内が遠望でき、更に北側には田舎の景色が広がっていた。ロンドンの宿は郊外にかぎりますよ。