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2017年 伊那谷の春 
4月末に三日間、伊那谷に出かけました。
山岳風景を眺めに行ったのですが、今年は桜が遅れたおかげで、あちこちお花見を楽しめました。
8人の大所帯で出かけましたが、絵を描くのは私だけなので大雑把に描いたものを順に並べます。。
 
 < 小黒川PAから千丈岳 >    2号
まずは、伊那市のPAから南アルプスの景観を眺める。
千丈岳は、いつもながらデッカイと感じます。左の甲斐駒が貧相に見えます。
天竜川の向う側に高遠があり、小彼岸桜も見ごろと聞きましたが今回はパスして先に向かう。
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 < 与田切公園 >    4号
与田切川沿いのこの公園、桜の花びらが舞う中でピクニック・ランチを楽しむ。
ここからの中央アルプスの展望が素晴らしいですが、これは下流方面。見えている山は多分千丈岳。
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 < 千人塚公園 >    2号
天気もいいし、時間もあるので千人塚公園まで少し上りました。こちらは丁度桜の見頃でした。
しかし、それにもまして赤紫色のミツバツツジの大木に圧倒されました。私は南アルプス方面を望む一角をみつけてスケッチ。北岳、間ノ岳方向と思います。

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 < 南信飯島町から南駒連峰 >    4号
 近くに花の里飯島、道の駅があり、この周辺から南と中央の両アルプスの展望が楽しめる魅力的なスポットです。ご一行がショッピングを楽しんでいる間に、与田切公園からのルート上に見つけたスケッチポイントにとって返し、南駒連峰を描きました。右端が空木岳です。
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                              < 南信中川村の集落 >    4号
今回の宿は、いまや定宿となった中川村の望岳荘に連泊。二日目は曇り空でスタート。早朝、村の上の方を歩いてみました。日本蜂蜜何とかの作業場などもありました。 大抵の農家は立派な蔵をもっていて裕福そうな感じがします。庭木も手の込んだ仕立てになっていて、コメだけの収入ではなさそうです。
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                            < 小渋湖 >    2号
小雨が降ってきたので、予定を変更して村落歌舞伎で有名になった大鹿村に行くことにしました。        途中にある小渋湖は大きなダムですが、今ではすっかり周囲に馴染んでスケッチポイントになっています。
           < 大鹿村西山公園 >    2号
400本近い桜を植えてある西山公園は満開の見ごろ。なのに見物人はチラホラ。晴れていれば赤石岳が背景となりますが、見えるのは雪渓の下部だけです。松下家の豪農屋敷を見た後、青木川のパワースポットに行き、効能のありそうな石を拾って帰りました。風呂に入れると不思議とよく眠れます。
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< 大鹿村、鹿塩温泉にて >    2号
しかお と読む不思議な場所です。井戸からは海水濃度と同じ塩分がでます。これで精製した山塩は高価ですがいい味で天ぷらに最適です。この温泉にのんびりと浸かって帰りました。
この日は、鹿、鳥、豚、牛、馬と何と5種類もの肉を食べました。それで、馬と鹿と一緒に食するのは如何なものかという話もでました。
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      < 伊那谷風景 陣馬形山にて >    4号
三日目は、前日仕入れたランチを持って陣馬形山に車で向かいました。元気な人は、途中の登山道で降りて約2時間の山行、やや元気な人は頂上近くで降りて約1時間の山歩き。ドライバーは山頂に直行し、伊那谷を堪能しました。ここからは伊那谷のほぼ全容を見下ろせます。居合わせた地元の人の話では、伊那谷は山手線の内側とほぼ同じ面積だそうです。描いたのは、ほんの一部ですからもっと広いようにも見えますが。
              < 塩見岳 陣馬形山より >    2号
振り返ると、南アルプスが眼前に迫っています。千丈、白鳳三山から荒川、赤石、聖岳までの連なりが輝いていました。これで、北側の樹木を切り払えば八ヶ岳まで360度の展望が可能ですが、中川村は出し惜しんでいるようで残念です。
・以下は、付け足しです。
< 善作庵から峯山と桔梗山 >    4号
いま、この山並みの整備をしています。当初は散策路の確保でしたが、峯山には山桜の巨木が群生しているので後世に残そうと保護活動も始めました。
絵の中で、下の方から竹林が押し寄せてきているのが分るでしょうか。放っておくと山全体が竹林になりかねません。これをどうするか、大問題かつ難問題です。