オーストリア小旅行
モーツアルト生誕250年にかこつけてオーストリア小旅行をしてきました。パック旅行なのでスケッチの時間がほとんど取れませんでしたが、念願の楽友協会での演奏会に行けていい旅になりました。マロニエとライラックが花盛りでした。
 <グラーツ早朝>  2号
グラーツのホテルは旧市街からとんでもなく遠いところにあった。早朝散歩は、近くの寂びれたレジャーランドから旧市街方面をうらめしく眺めた。野うさぎが飛び跳ねていた。
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                                     <ハルシュタット>  2号
風光明媚を誇るザルツカンマーグートで唯一世界遺産に登録された名所。とはいえ、特にどうということはない趣き。4000m級の山並みを背景にしたスイスと比較するのは少し酷か。 
<ザンクト・ギルゲン>  2号
モーツアルトのお母さんの生まれたところ。私には真正面の山の頂にあるホテルが気になる。サウンド・オブ・ミュージックに出てくるシャーフベルク登山鉄道(蒸気機関車)がここに向かっている。
                <ホーエンザルツブルク城の夜景>  2号
ザルツブルクではアラブの王様が泊まるような立派で古いホテルに連泊した。到着した夜に街を歩く。城はほのかにライトアップされていた。
         <ホーエンザルツブルク城から見下ろすザルツブルク>  2号
ここに登る前に元祖モーツアルトクーゲルンの店、カフェ・フュルストで一休みした。次いで聖ペーター教会墓地に立ち寄る。ここはサウンドオブミュージックで一家が隠れたところとされるが、どうも映画の光景と違うような気がする。城に登ると街が一望できる。ザルツァッハ川は思いのほか大きく、雪解け水のせいか滔々と流れている。
<ホーエンザルツブルク城からアルプス方面>  2号
ザルツブルクの反対側はまるっきり景色が違う。アルプスの高山がまだ雪を一杯いだいて立ち並んでいる。城を降りて、ドーム近くの広場でピザ一枚を二人でシェアして昼食を済ます。ザルツブルクにきてピザでもあるまいと思うが、ホテルで王様並みの朝食をとってあるのでこれで十分である。
<カプチーナベルクからの眺め>  2号
カプチーナ修道院の立つ山に登ってホーエンザルツブルク城を眺める。東山魁夷は、ここにきてモーツアルトのシンフォニーを感じたそうである。下に見える微妙な色彩の建物群とザルツァッハ川の流れを含めると、確かにそんな気がしてくる。
<メルク修道院>  2号
メルク修道院の内部は豪華絢爛ともいえる華麗さで、修道生活に支障が出ないかと心配になってくるほど。庭の片隅の芍薬に救われる思いがした。
<ドナウ川クルーズ >  2号
メルクからクレムスまで、ヴァッハウ渓谷を船くだりした。ドナウはさすがに大河で、行き交う船もとてつもなく大きい。また、速度もかなり速く、のんびりスケッチするつもりが当て外れ。
<ドナウ川のぶどう畑と教会>  2号
このあたりはよい葡萄がとれ、したがって美味しい白ワインの産地でもある。しかし、ドナウの水は、美しき青きドナウとは言いかねる。雪解け水のせいばかりではなさそうである。黒海にそそぐ頃にはどんな色になっていることやら。
<シェーンブルン宮殿からウイーン市街>  2号
グロリエッテまで登ってウイーン市街を眺める。前夜、シェーンブルン宮殿の大広間での演奏会を観賞した。オーストリアに来た初日にも立ち寄っているのでこれで3度目になる。遠くに見えるのはシュテファン大聖堂かと思えるが地図上の方角と少し異なるので違うかもしれない。シュテファンには、出発当日の朝のミサに参加することが出来た。