静物画
静物画はあまり描きませんが、描く時は畑の作物か、庭の花の投げ入れがあちこちに置いてあるので、気のむいたときにスケッチします。
                                              <竹の子>  2号
二宮の篤農家、秋沢さんから朝掘りの竹の子を頂く。瑞々しいうちにとスケッチした。改めてよく見ると竹の子は、かなりデリケートに装っていることに気付かされる
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                                     <あじさい スミダノハナビ>  2号
家の玄関前に咲くガクアジサイは、ちょっと変わった形をしているので連れ合いに聞くと、墨田の花火と言う。なるほどうまいネーミングだと感心する。
                       <穂先のナナカマド>  2号
真っ白な穂先が梅雨空によく映える花。薄暗い部屋の片隅に置くとハッとする程美しい。ホタルブクロと合わせてある。
                        <金糸梅>  2号
個人的にはあまり好みではない花。敷物は海野宿の骨董屋でお土産として求めたもの。はたおり機の木製の歯車らしい。
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<称名寺の仁王像>  2号
これを静物画というかどうか知らない。この像の迫力はたいしたもので、私にとって称名寺の印象はこれで終わっている。口の開いている方が阿(あ)形、もう一方が吽(ん)形
                     <畑のプラム>  4号
この年は上出来であった。糖度があがり表面に粉が付いている。どうやって描いたか忘れたが、この部分だけは気に入っている。
                         <どくだみ>
むかし、小町通りの店先にどくだみが活けてあるのを見て驚いたことがある。花材になるとは思ってもみなかった。小さな壺のほうは由緒のあるものらしい。
<やまほろし>
草花にも流行があるらしく、このナス科の花もあちこちで見かけるようになった。花器は私の焼酎用のもので、このように勝手に使われるので困っている。
<ゼラニューム>
この花は、大きく盛り上がって咲くところが見どころと思う。切花として見るのはちょっと気の毒なような気がする
<みょうが>  1号
畑にいつの間にか生えてきたみょうが。夏の楽しみの一つは素麺であるが、みょうが無しには語れない。
<エノコロ草>
どこの空き地にも生えているエノコロ草も、このように飾られると、乙にすまし込んでいるように見えるから面白い
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<みどりさんの花、笠さんの花>
腰痛の手術で入院中に頂いた花。日付をみると20数年前のことになる。この間枯れずにいたわけで、スケッチしておくとこんなメリットも生まれる。
<コーヒーミル>
コーヒー通の方から、飲む都度粉を挽かないと本当の味は分からないと云われた。以来愛用しているコーヒーミル、お世話になっています。
 <徳利と柿>  4号
中津川で手に入れた江戸期の徳利に柿を配した。異質の肌合いの描き分けが難しい。かなり初期のころの絵